体感による
音の大きさに対する感覚、耳への危険性の感覚は
あまり正確でないようです。
大きな音を経験していると
「この大きさは、耳によくない」
「この大きさは、大丈夫」
というように感覚で判断することも
多いと思います。
実際どうでしょうか?
Hagerman(2013)は、
クラシック音楽家が
大きな音による耳の負担が
体感的な感覚でわかっているかどうか
調査しています。
音楽家に騒音の大きさを測れる装置を
音楽活動の間、身につけてもらい計測し
アンケートとつき合わせることで
耳への負担の感覚が正確かを試しました。
結果、半分の音楽家は実際に感覚的に分かっている
半分はわかっていないという事がわかりました。
耳への危険性をシッカリを確認するためには
感覚だけに頼らず、騒音計などで測定を行ったほうが
良いかもしれません。
特に、日常的に大きな音にさらされる環境では
注意しましょう。
また、耳栓など耳保護具も必要な場面では
活用しましょう!
参考文献:
Hagerman, B. (2013). Musicians’ ability to judge the risk of acquiring noise induced hearing loss. Noise & Health, 15, 199-203.
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