耳栓を使用する状況、用途は、人それぞれ。
他の人が使って効果があるからといって
自分の状況、用途に合うかどうかは
実際に試してみないと分からない場合も多いです。
また、遮音性能には満足できるけど
使いにくかったりで、実際には使わなくなったりする場合も
多くあるようです。
効果をしっかりと発揮させるためには
まず耳栓を使用する状況、用途を整理してみると良いと思います。
現在、使用している耳栓があれば
その耳栓の満足していない点を
出来るだけ具体的に考えて見ると良いと思います。
具体的に考えれば、考えるほど
何か新しい問題解決方法が見つかるかもしれません。
下記の例では、表向きでは同じ問題「工場の音がうるさい」でも
異なる状況、用途があることを示しています。
耳栓使用目的、使い勝手などを含めると
それぞれの人がどんなものを選んだら良いか違うのが
分かると思います。
状況と耳栓使用
表向きの問題点 「工場の音がうるさい」項目 | Aさん | Bさん | Cさん | Dさん |
---|---|---|---|---|
立場 | 工場作業員 | 工場を出入りする 営業マン | 工場での事務員 | 工場近隣に 住んでいる主婦 |
状況 | 送風機をずっと回している工場で働いている。送風機の音が大きく、作業中ずっと聞こえてくるので耳の調子があまり良くない。疲れやすくもある。 | 大きな音がしている工場へよく営業に出かける。音が大きいので、工場の人と話をするのが難しい。話をする時に、装置を止めてもらうわけにも行かない。今のところは大声で話をして、何とかしている。 | 大きな音がしている工場の事務員をしている。事務室は、工場の横にあり、1日中、音が聞こえてくる。事務の同僚と話をしたり、電話で話をするのが難しい。疲れやすくもある。 | 近隣に音を大きく出している工場がある。音が気になって、生活がしにくい。昼寝をする時にも気になってしまう。 |
使用時間 | 休み時間を除いて、作業中ずっと。8時間程度。 | 工場の人と話をする間。10分程度を、1日に数回。 | 休み時間を除いて、作業中ずっと。8時間程度。 | TVを見る時、電話をする時、昼寝をする時など短時間。つけ心地が良ければ、長時間でもつけておきたい。 |
耳栓使用目的 | 難聴にならない 音量を調整する | 音量を調整する | 難聴にならない 音が気にならない | 音が気にならない |
使い勝手 | ①つけ心地が重要(長時間装用のため) ②安全確保必要(フォークリフトの行き来があるので接近音が聞こえる必要) ③聞きたい音あり(電話聞こえる必要) | ①聞きたい音あり(工場の人との話し声の聞き取り必要) | ①つけ心地が重要(長時間装用のため) ②聞きたい音あり(同僚との会話が聞き取りやすい必要、電話を取る必要) | ①つけ心地が重要(可能であれば、長時間装用を望んでいるため) ②聞きたい音あり(TVの音、電話の音は聞き取りやすい必要性) |
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