普段の生活、仕事をしていて
どれほど耳が悪くなっているか
分かりにくいものです。
特に、大きな音を出している工場で作業をしている人、
よくライブハウスに行って、音を大音量で聞くことが多い人、
その他大きな音をよく耳にしてしまう環境にいる人にとって
難聴になっていないか、どうかは気になるところです。
下記の表は、WHOで公表されている
難聴の度合いの表を和訳したものです。
特に下表の「パフォーマンス」をご覧になりながら
ご自身の現在の耳の聞こえ方と比較して
聞こえの状態をご確認ください。
もし、状態があまり良くない場合、
耳鼻科の先生などにご相談になると良いと思います。
また、前もって「予防」として
耳栓など耳保護具の使用をご検討するのも良いかもしれません!
WHO難聴の度合い
難聴の度合い | ISO聴力レベル (健聴に比べて どの程度聞き取り にくいか) | パフォーマンス (日常生活での 音の聞こえ) | 提案 |
---|---|---|---|
0 - 聴力損失なし | 25 dB 以下 (聞こえ良い側の耳で) | 聴力に全く、または、 ほとんど問題なし。 ささやき声が聞こえる。 | |
1 - 軽度難聴 | 26-40 dB (聞こえ良い側の耳で) | 1m先で普通の大きさの声が 聞こえ、繰り返していうことが できる | カウンセリングを受ける 補聴器が必要の可能性 |
2 - 中等度難聴 | 41-60 dB (聞こえ良い側の耳で) | 1m先で大きく張り上げた声が 聞こえ、繰り返していうことが できる | 補聴器を使用することを 通常すすめる |
3 - 高度難聴 | 61-80 dB (聞こえ良い側の耳で) | よく聞こえる側の耳であれば、 大声で叫んだ言葉のうち、 いくつかが聞こえる | 補聴器が必須 補聴器がない場合 読唇(*)と手話が 教えられるべき |
4 - 重度難聴 (聾を含む) | 81 dB より更に大 (聞こえ良い側の耳で) | 大きく叫んだ声でも、 聞き取ることも、理解することも できない | 補聴器が、言葉の理解に 役立つことがある さらなる、リハビリが必要 読唇(*)と、手話が 時によって必須となる |
難聴の度合い で2, 3 and 4という数字 が難聴での障害度を表しています。
ISO聴力レベルの値は、500, 1000, 2000, 4000 Hzでの聴力の平均値を表しています。
(*)読唇: 唇の動きを見ながら相手が何を言っているか理解すること。
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