音がどこかでなっている時
なんとなく音の方向ってわかりますよね。
考えてみると不思議ですよね。
このページでは
音の方向がどのようにされているか知り
耳栓を使っても、音の方向感覚は大丈夫かについて
考えます。
音の方向感覚は、①右耳、左耳のうち、音に近い耳に先に先に伝わり
反対側の耳へは少し遅れて伝わることと、
②音から遠い側の耳へは、距離が若干ですけど遠く、また頭が邪魔して音が小さくなることなど
をヒントに分かると言われています。特に、高い音で顕著。(Yost,1994)
当然、耳栓を使用する場合、
上記の音の方向が分かるヒントが分かりにくくなります。
特に、耳栓を使用する時に
右耳、左耳のうち、片方だけを使うときは
ヒントの情報が混乱してしまい、
音の方向が把握しにくくなります。
この問題は、音の方向を頼りに
物が動いたり、倒れてきたりするような状況で
にいる人にとっては特に注意が必要です。
(例、木の伐採をチェーンソウで行っていて木が倒れてくる。
車道の近くにいるので、車が頻繁に行き来するなど)
耳栓に比べると、イヤマフのほうが
耳を覆った時の音の方向感覚をが失いやすいようです。
理由としては、耳栓に比べ
イヤマフは耳介を覆うことで
高い音の情報が入りにくくなるからだそうです(Crocker,1998; Yost,1994)。
必ず、耳栓を使用する状況、実地で
音の方向感覚が分かりにくくなることで
問題がないか確認しましょう!
参考文献:
Crocker,M.J.(1998). Handbook of acoustics. John Wiley & Sons, New York.
Yost, W.A. (1994) Fundamentals of Hearing: An Introduction. Academic Press, San Diego.
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