聴覚で受け取った時の「音が大きい、小さい」と判断できる感覚量。ラウドネスとも呼ばれる。「音の大きさ」は、「音の強さ」に大きく依存しているが、音の周波数にも大きく影響される。
「音の大きさ（ラウドネス）」と「音の強さ（インテンシティ; dB; デシベル）」は、厳密には異なることをさす。
「音の大きさ」は、音を実際に知覚した時の感覚量を反映する（phon;フォンで示すことが多い）。一方、「音の強さ」は、計測器で機械的に計測された数値である。他に音の知覚に関する基本的性質に「音の高さ」、「音色」がある。
参考文献
日本音響学会. (1988) 音響用語辞典（初版）. コロナ社, 東京.
Moore,B.C.J. (2007) Cochlear hearing loss, Physiological, Psychological and Technical Issues, 2nd eds. Wiley, Southern Gate.