気導聴力(きどうちょうりょく)


気導聴力(きどうちょうりょく)とは、通常の、空気中を伝わって耳に達する音の伝わり方での聴力。音が空気を伝わってきたとき、音は外耳道を通って鼓膜に達し鼓膜の振動に変えられる。その後、鼓膜につながっている耳小骨を介して内耳の液体を振動させ電気信号への変換を行い、神経に伝わる。日常生活の場で聞く音の大部分は、この気導聴力によって得られる。気導聴力によって聞きうる音の周波数は人間の場合16Hzから20000Hzまでの範囲の音と言われている。

参考文献
Yost, W.A. (1994) Fundamentals of Hearing: An Introduction. Academic Press, San Diego.
立木孝, 村井和夫. (2003) よくわかるオージオグラム. 金原出版, 東京.
日本音響学会. (1988) 音響用語辞典(初版). コロナ社, 東京.


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