耳栓と完全な遮音の必要性?


耳栓の相談を受けていると
耳栓で「音を完全に遮音する」ということを
多くの人が求めていることに気付かされます。

もちろん、「音を完全に遮音する」ことが現実的に可能であれば
状況が良くなることもあるとは思います。
ただ、現在の技術レベルで
耳栓だけで「音を完全に遮音する」ことが可能かと言われると
無理であるとしか言えません。

なので・・

耳栓の遮音について発想の転換が必要かもしれません!

気になっている、耳障りとよく取り上げられる音の多くが
60dB以上などの大きな音であることに対し、
市場で販売されているほとんどの耳栓の遮音量が
10~30dBの範囲に入ってしまうことを考えると
「音を完全に遮音する」ことが難しいことが分かるかと思います。
ある意味、現存する耳栓の限界とも言えます。
耳栓効果と日常音のつよさについては、こちら・・

ここで考えていただきたいのが
そもそも『本当に完全な遮音が必要なのか』ということです。

例えば、ブルドーザー(100dB)を使って作業を行っている場合、
実際の問題点は、大きな音に長時間さらされることで『難聴にならない』点だと考えられます。
それに対し、睡眠の際に近隣のエアコン室外機(50dB)が気になって眠れない場合
実際の問題点は、『音が気になっている』点だと考えられます。
問題点の置き方による、目標の音の強さ(レベル)の違いは、下記の通りになります。

対処方法の違いによって現実的な可能性と
かかる費用が大きく変わる可能性があるので
しっかり明確化すると良いと思います。

ご自身の音の問題について、『本当に完全な遮音が必要なのか』
ということについて考えなおし
耳栓利用で本当に目標とすべき事を考えると
より効果的な対処方法に気づくことができるかもしれません。

音への対処による目標値、対処方法の例

音への対処の考え方音の強さの目標値
主な対処方法の例
『音を完全に遮音する』
0dB
(音が聞き取れないようにする)
①耳栓の効果
②音から遠く離れる
③音が入らないようにする(防音施工)
『難聴にならない』85dB
(8時間連続で音にさらされても
許容出来る音の強さ)
①耳栓の効果
②音から遠く離れる
③音がならないようにする(装置変更)
④音が入らないようにする(防音施工)
『音が気にならない』音の強さ(レベル)だけでなく
音が気になりやすいかで判断
①耳栓の効果
②音から遠く離れる
③音をならすことで音が目立たなくする
『音量を調節する 』適度な音の強さ(レベル)に
調整できているかで判断
①耳栓の効果
②音から遠く離れる
③防音材などで調音する
『音の響きを調節する』適度な音の響き方に
調整できているかで判断
①耳栓の効果
②防音材などで調音する



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