耳栓使用の「きっかけ」


耳栓をすでによく使っている方も多くいると思います。
みなさん・・なにが「きっかけ」で
耳栓を使いはじめるようになりましたか?

このページでは、
実際に耳栓を使っている人が
何が「きっかけ」で耳栓を使うようになる人が多いかを知り、
ご自身の状況での最適な耳の保護がなされているか
再確認していただければ・・と考えています。

そのような意味では、2012年にBeachらが行ったインタビューによる調査は
耳栓の使用を検討している人や耳の保護を呼びかける側の人(例、労働衛生担当者)にとって
大変参考になると思います。

Beachらの調査は、オーストラリアで行われたようですが
クラブ、コンサート、ライブなどで、既に耳栓を使っている人を集め
電話インタビューを行ったというものでした。私も数字を見て驚いてしまったのですが・・・

20人中13人が耳への症状(耳鳴り、一時的な聴力喪失)
が「きっかけ」で耳栓使用をはじめたのだそうです。

一人の受け答え(Beachらの研究論文より)を紹介すると
‘The driving force … for getting my earplugs is that I already had a slight ringing in my ear, and I just don’t want it to get any worse’ (28-year-old female)…(原文)
「耳栓を使うようになった「きっかけ」は、自分の耳に既に少しだけ耳鳴りの徴候があって、これ以上悪くなって欲しくなかったから(28才女性)(和訳)」

さらに、上記13人以外のうち6人は
耳栓使用の最終的な「きっかけ」は別にあったと答えたそうですが
実際には、この6人も大きな音で耳鳴りの症状を経験していたようです。

歯には、歯磨きなど「予防」という考え方が定着していて
毎日朝晩している人は多いと思いますけど
耳への「予防」は、現状、まだまだ定着していないようです・・

ライブ、コンサートなどに限らず、ご自身の周りの音の状況が
耳の聞こえに影響しそうなくらい大きな音が出ている状況であれば
耳鳴りなど症状が出てからの対策ではなく
早めに耳栓などを使って「予防」から行っていたほうが良いかもしれません。


対策が遅れてしまえば、しまうほど
回復できない・・とか、それ以前に不快な思いをすることが多くなるだけかもしれません。
状況を考えて、最善の対処をされることをおすすめします!

参考文献:
Beach, E.F., Williams, W., & Gilliver, M.(2012). A Qualitative Study of Earplug Use as a Health Behavior: The Role of Noise Injury Symptoms, Self-efficacy and an Affinity for Music. Journal of Health Psychology, 17(2), 237-46.


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