別のページでは
難聴の度合いについて書きましたが
このページでは、
難聴になった場合の音の聞こえ方
に焦点をあてて紹介します。
ご自身の耳に問題がないか確認を行う上で
ご活用ください。
また、耳への問題を回避するために
耳栓など耳の保護具を効果的に使い、難聴を「予防」しましょう!
また、聞こえをより良くするために
補聴器なども有効に使うとお話もしやすくなります。
難聴になった場合の聞こえ(感音性難聴)
主な症状 | 説明 | 問題点 |
---|---|---|
音が聞きとりにくくなる | 音は充分聞こえていても、 何を言っているかわからない ことが起きる 特に、子音の聞き分けが難し くなる 人の声がぼそぼそした声に 聞こえがちになる | 小さな音を聞き取れる感度が低下 (聴覚閾値が悪くなる) |
小さい音は小さすぎて聞こえず、 大きな音は耳が痛くなるほど大きく 感じる | 適度な大きさで人の声を聞く ことが難しい TVなどのボリュームを適度に設定 することが難しくなる | 音の大きさの感度調整が低下 (ダイナミックレンジが狭くなる) |
音の高さの情報を細かく判断 できない | 類似する高さの音に対して また、音声と雑音が同時に 聞こえる時に分別することが 難しくなり、言葉の認識も 難しくなる 音が埋もれてしまった感じに なる | 音の高さが細やかに分析できない (周波数分解能の低下) |
音同士がかぶさり、言葉の聞き 取りが難しくなる | 先行する、または、あとに続く 大きな音がかぶさって邪魔して しまい、小さな音を聞こえにくく してしまう度合いが健聴時に 比べはげしくなる 言葉の聞き取りに影響がある | 音の時間変化の情報を細やかに 分析できない (時間的分解能の低下) |
Dillon, H. (2001) Hearing Aids. Thieme, New York.
Moore,B.C.J. (1997) An Introduction to the Psychology of Hearing, 4th eds. Academic Press, San Diego.
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