大きな音への慣れ


工場など装置が大きな音を日頃から耳にしている人が
「耳が大きな音に慣れているから」と
耳への対策を行わない状況をよく目にします。

このページでは、
実際、「大きな音への慣れ」は
どうなのか考えてみましょう。

「大きな音への慣れ」に関連する現象には
音がなっている間に起きる「聴覚順応
音が鳴り終わった後に起きる 「聴覚疲労
があります。

どちらも一時的に音の聞こえが悪くなる
という点では同じですが
起きる時点(音がなっている間/ 音が鳴り終わった後)が違います。

聴覚順応も、聴覚疲労も
音の聞こえが悪いのは一時的で
すぐに元の音の聞こえに戻ることが多いので問題がない
と考えがちです。

ただ、WHOが公表している「Community Noise」という文献によると
「大きな音への慣れ」をそのように考えてないようです。


この文献によると、感じている騒音の大きさ
騒音が起こす不快感、イライラ感、他の人との話しづらさなどは
耳への危険を表す指標としてはそれほど信頼性が高いものではないそうです。
その理由として、耳への問題が起こりやすいかどうかに
かなり個人差があるからとしています。

一時的な「大きな音への慣れ」、
聞き取りが悪くなっても、すぐにもとに戻るからといっても
耳へ負担がかかっていることは事実です。

耳への問題が起きてから、対策を行っても
できる事は限られてしまいます。
また、ご存知の通り、音の聞きとりが悪いと
色々と生活に支障がでてしまいます。

やはり、耳栓など耳保護具などでの「予防」が重要だと思います!

参考文献:
Berglund, B., & Lindvall, T.(Eds.)(1995). Community noise. Archives of the Center for Sensory Research, 2(1), 1-195.


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