耳栓選びのコツ」カテゴリーアーカイブ

特定の音への耳栓での対策


特定の高さの音(高い音、または低い音)が気になって
耳栓で対策をしたいという方も多くいると思います。

そのような時に注意しなければいけないのが
音が感覚的に高くても、実際には色々な音が混じって構成されていることが多い
ということです。
よく「~の音は、周波数では~Hz」と簡単に説明されますが
実際には、その音が特徴的ではあれ、色々な音の要素が混じっていることがほとんどです。

この点を考えると
耳栓を使用して特定の高さの音への対策をしたい時でも
対策を行う音の高さに対しても、ある程度幅広に考えることをオススメします。

例えば、金属バットでボールを打つ音(バッティングセンター)は
「高い音」に聞こえませんか?
下の動画を再生する時は「▶」を押してください。
(再生する際は耳を痛めないように音量をお気をつけください)。

実際、音響的に解析してみると
下図のようになります。

時間① ⇒ 時間② ⇒ 時間③と音の特徴が推移して行く様子を示しています。
バットがボールに当たった瞬間には、3300Hzあたりの音の要素が強く出ていることがわかります。ここが「音が高い」と思われる要素だと考えられます。

確かに、バットでボールを打った瞬間では、高い音の要素が大きく、ピークが出ているとはいえ、
音全体で見ると、音の高さの裾野も広がりがあり
また、低い音、その他の音も出ていることが分かると思います。

耳栓,高い音,高音

バットがボールに当たって音がなっている間での音の特性の推移。当たった瞬間は「高い音」の要素が出ています。

耳栓などを使って
特定の音に対して対策をしようとする場合
特定の音を抑えようと考えても、ある程度幅広な音の要素への対策を
考えたほうが良いということがお分かりいただけたと思います。

使う状況にあった耳栓選びにお役立てください。

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耳栓が外れる


耳栓をつけていて、気がつくと外れている
ということもよくあると思います。

睡眠の際に、耳栓を使われている方の場合
朝、目がさめてみると耳栓が耳から外れていて
どこに行ったか分からない・・・結局、なくしてしまった・・・

また、工場の作業中やコンサート、ライブの時に耳栓を使っていて
気がつくと、どこに落としたか検討がつかない・・・

このページでは、『耳栓の外れやすさ』について考えたいと思います。
よくある原因は次の2つじゃないでしょうか?

  1. 耳栓が耳穴に浅くつけられている
  2. そもそも、耳栓が耳から出っ張っているので手や物に接触しやすい

ひとつひとつ、見て行きましょう!

【 1. 耳栓が耳穴に浅くつけられている 】
下図のように、本来配置すべき耳栓の配置に対して浅めに耳栓が配置されていると耳栓が抜けやすくなりがちです。耳栓のタイプ(ポリウレタン耳栓、シリコン耳栓など)によって適切に配置する方法が違いますので、確認してシッカリ耳栓を配置しましょう!
▶▶▶ポリウレタン耳栓の挿入方法はこちら◀◀◀

耳栓,外れる,外れやすい

耳栓がシッカリと耳穴に配置されていると外れにくいだけでなく、耳栓の性能も発揮しやすいですよ!

【 2. そもそも、耳栓が耳から出っ張っているので手や物に接触しやすい 】
下の写真のように、もともと耳から飛び出やすい耳栓の場合、何かが軽く接触しただけで、耳栓が抜けてしまうことも多くなります。耳栓を選ぶ時から、どれくらい耳栓が長いと耳から飛び出るか検討して耳栓を選ぶと安心ですね。

耳栓,外れる

もともとの形が耳から飛び出やすい耳栓も多くあるので、耳栓選びの際に気をつけていると良いですね!

「耳栓が外れやすい」、「耳栓が飛び出る」という視点は
耳栓を選ぶ時に、あまり思い浮かばないポイントだと思いますが
実際、耳栓を使いこなしていく上では重要です!

耳栓をシッカリ選んで、快適に過ごしましょう!

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